無人ビジネスを、研究するメディア
UNMANNED RETAIL LAB
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無人化は単なる省人化ではなく、店舗運営そのものを再設計する取り組みです。ハイジを2019年から7年以上運営してきた知見をもとに、現場観察と運営データから無人店舗を解き明かします。
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インタビュー
障害福祉の課題から生まれた「無人珈琲ふらった」の挑戦
MEMO
スーツケースを無人店舗で借りて、そのまま出発できるサービス。 https://suitcase.selfrental.co.jp/ 渋谷・神田秋葉原・八王子の都内3店舗。当日予約・当日受取がウリで、Shopifyで決済するとメールで解錠コードが届き、そのコードで入室してピックアップ。返却は同じ店舗に戻して、写真をフォームで送って完了。 2,000〜7,000円程度で有名どころのリモワやサムソナイトも置いています。 ・宅配レンタルは3〜4日前の申込が必要で、「急に出張が入った」という当日需要が丸ごと抜けていた。無人店舗はそこを取りに行ける ・スーツケースは試着も接客も不要。店員への依存度が低い商材は無人化しやすい。 ・破損時の自己負担を最大2,000円と上限で切っているのが上手い。無人の不安の正体は「何かあったら誰に言うのか」なので、先にリスクの天井を見せるのは他でも効きそう ・返却確認は「写真を送ってもらう」だけ。全部センサーでやろうとせず、利用者の手間を1つ借りて精算を成立させる設計。 ベビーカーやキャンプ用品あたりも同じ構造が成り立ちそうな気がする。
大都市はもちろんのこと、地方でも見かける機会が増えてきた「セルフよもぎ蒸し」の無人サロン。 「ついに温活やリラクゼーションの世界にも本格的な無人化の波が来たな」と注目しています。 ・WEBやLINEで予約し、スマートロックで完全非接触入室 ・イラストや動画マニュアルを見ながら自分でセルフセッティング ・マント姿やすっぴん、全裸での滞在も「人目ゼロ」で完全にプライベート ・大がかりな水回り工事(シャワー等)が不要なため、省スペースで出店可能 ・人件費がかからない分、単価2,000円前後や月額通い放題の低価格を実現 ・セルフホワイトニングやジムなど、他サービスとの複合展開も急増中 従来のサロンにあった「接客時の会話」や「見られる恥ずかしさ」という心理的ハードルを、無人化することで見事にクリアしています。 運営目線で見ても、タイマー管理やスマホでの温度調節などオペレーションの再現性が高く、現代の省人化トレンドに非常にマッチしたビジネスモデル。 「人目を気にせず自分のペースで整いたい」というニーズに応える、進化系無人店舗の面白い事例です。
町を彩る無人店舗「マドカイ」 https://hakuseisha.jp/madkai-lp ・概要 空き店舗のショーウィンドウとECサイトを連動させたハイブリッド型の無人店舗サービス。建物の表面から奥行き90cmほどをディスプレイ化し、来店者がQRコードを読み取ってオンライン購入する仕組みで、シャッター街や空き家を活用した地域活性化を目的としています。2021年度グッドデザイン賞を受賞。 ・わずか1〜2坪の省スペースで店舗を実現できる ・奥行き90cmほどの改装で済むため、施工費用が一般的な店舗に比べて格段に安い ・大規模な工事や建築許可の申請が不要 ・歴史的建物や、奥に人が住んでいる建物にも導入可能 ・商品はQRコード読み取りでEC購入する仕組み ・商品ページでは動画や写真で使用例を確認できる ・夜間照明はタイマー管理され、街灯としてまちを彩る役割も果たす 地方ではシャッター街化が問題となる中で一つの解決策になりそう。 そもそも実際の商品が陳列されているわけではないので管理コストも抑えられる。 そもそも商品を置かない、ショーウィンドウ× EC販売というまた新しい発想の無人店舗です。
株式会社ハイジ 代表取締役 / 無人店舗コンサルタント
小川 敬司(おがわ たかし)
全国60店舗の完全無人型「セルフ脱毛サロン ハイジ」・WEBメディア「無人店舗研究所」を運営。無人店舗・無人ビジネスのコンサルティングや立ち上げ支援を行いながら業界の可能性を追求。
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