無人店舗研究所 UNMANNED RETAIL LAB

酸素カプセルサロンは無人で成立するのか?本業の『広告塔』としてシナジーを生む、新しい無人店舗の形

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無人店舗ビジネスといえば、それ単体での収益化を目指すのが一般的です。

しかし、本業であるハウスクリーニング事業の「広告塔」として無人店舗を活用し、見事なシナジーを生み出している事例があります。

 「24時間利用できる無人の酸素カプセルサロン」を立ち上げ、自身の生活リズムや本業に組み込んで運営しているNクリーン+代表の中嶋さんに、立ち上げの経緯や独自の運営戦略についてお話を伺いました。

【プロフィール】

中嶋 眞(なかじま まこと) 

Nクリーン+ 代表

鈑金屋、中古車の営業、外壁材の工場、FCオーナーなど多彩な経歴を経て独立し、「Nクリーン+」を設立。本業としてハウスクリーニング事業やハウスクリーニングの他にはビルメンテナンス業や草刈り・24時間対応のトイレ詰まりや配管洗浄事業を手がける傍ら、茨城県初となる24時間営業の無人酸素カプセルサロンを立ち上げ、本業の拠点と併設する形で独自のビジネスを展開している。

自身の体調不良をきっかけに、無人の「酸素カプセルサロン」を開業

ーー改めてお時間いただきありがとうございます。まず簡単に自己紹介と、現在運営されている無人店舗の事業について教えていただけますでしょうか。

中嶋: 本業は「Nクリーン+」という屋号でお掃除屋さんや製造業をやっているのですが、一度体調を崩した時期がありました。その時に酸素カプセルにちょいちょい通っていまして、「だったら自分で運営してしまおうか」と考えたのがきっかけです。

業種としては、エステに近い部類になるかと思います。24時間気軽に利用できる酸素カプセルで、自分の好きな時に行って好きなように使える、というイメージです。

ーーもう一つ事業をやりたいと考えた時に、ご自身が通っていた酸素カプセルを選ばれたのですね。無人での運営は最初から構想にあったのでしょうか。

中嶋: そうですね。自分でやりたいと考えた時に、無人運営できるシステムがあることを知りました。そこから色々と調べて、「これなら無人でもできるかもしれない」と立ち上げに至りました。正式にオープンしてから、現在で1年半と少し運営しています。自身の体調面も考慮し、手離れの良い無人事業という形で始めました。

予期せぬギャップ。利用者の8割が「酸素カプセル初心者」だった

ーー実際に無人で事業を始めてみて、想定とのギャップなどはありましたか?

中嶋: 想定以上だったのは、お客様の8割くらいが「酸素カプセルを使ったことがない新規の方」だったことです。使ったことがないからこそ、操作方法のイメージが湧かないという壁がありました。

システム自体は難しくなく、入り口とカプセルで2回QRコードを読み込ませてボタンを押すだけなのですが、「読み込ませる」という行為自体に慣れていない方も多くいらっしゃいました。利用者の中には60代〜70代の方もいらっしゃるので、スマートフォンの操作に疎い方にとってはハードルになる部分もありました。

ーー高価な機械ですから、お客様も「壊してしまったらどうしよう」「変なところを触ってしまったら」と不安になるお気持ちはわかります。

中嶋: おっしゃる通りです。使い方がわからない時の不安感を取り除くためにも、システム側の分かりやすい設計や、何かあった時に都度対応・連絡が取れる体制を作っておくことは非常に重要だと感じています。

「トイレがない!」ユニットハウスでの運営から、本業の事務所併設へ

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ーー出店エリアや物件選びについては、どのようなポイントを重視されましたか?

中嶋: 実は、最初は自分が前通っていた整骨院の知り合いから「新しく建てた施設の余っている土地を使ってくれないか」と相談を受けたのがきっかけでした。そこで、空いているスペースにユニットハウスを置かせてもらって運営を始めたんです。

ただ、そのユニットハウスにはトイレがなかったんですよね。酸素カプセルに入るとトイレが近くなる効果もあるので、お客様から「トイレはないの?」と何度も言われてしまいました(笑)。

ーーそれは大変でしたね。現在は移転されたのでしょうか。

中嶋: はい。ちょうどその頃、お掃除の事業のほうが拡大して仕事道具が家に置ききれなくなってきました。そこで倉庫兼事務所を新しく借りることになり、「別々の場所で管理するのは難しいから、酸素カプセルも事務所へ一緒に持っていこう」と移転しました。色々な偶然が重なって、今の良い形に収まったという感じです。

無人店舗で利益を追わない。本業の「広告塔」としての活用法

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ーー少し踏み込んだお話になりますが、単体での利益回収イメージはどのように設計されているのでしょうか?

中嶋: 正直なところ、酸素カプセル単体で大きく利益を取ろうとは最初から考えていませんでした。それよりも、本業であるお掃除事業との相乗効果を狙っています。

店舗に自社(Nクリーン+)のチラシを置かせてもらったりして、「こういう会社があるんだ」と知ってもらうきっかけになればいいなと。ある意味、本業の「広告塔」のような形で運営しています。

ーーそれは非常に面白いビジネスモデルですね!実際の集客やクロスセルはうまくいっていますか?

中嶋: メインの集客は、本業の業務で配るチラシなどを使っています。そこから酸素カプセルの存在を知ってもらうこともあれば、逆に酸素カプセルの看板やチラシを見て来てくださった方が、お掃除の事業に興味を持って仕事を依頼してくださるパターンも増えてきています。

ーー生活に密着したサービス同士だからこその良い循環ですね。無人だからこそ、お客様も気楽に来店できるメリットもありそうです。

中嶋: そうですね。疲れている方が利用されるので、パジャマやTシャツのようなラフな格好で来られる方もいます。スタッフがいると営業されてしまうのが嫌だという方も多いので、「自分のペースで気楽に使える」という無人ならではの安心感がウケているのだと思います。

ーー最後に、これから無人店舗を始めたいと考えている方にアドバイスをお願いします。

中嶋: 無人店舗はゼロから作ると手間もかかりますし、単体で利益化していくまでの道のりは決して短くありません。ですから、トラブルに対応できる体制が作れるかをしっかり考える必要があります。 私の場合は本業があり、その広告的な役割として無人店舗を活用し、自分の生活リズムにうまく組み込めたことが良い結果に繋がりました。これから始める方も、既存のビジネスとの掛け合わせなどを考えてみると良いかもしれません。

ちなみに、酸素カプセルは週1回くらいのペースで使っていただくと、疲労回復だけでなくお化粧のノリも良くなるのでおすすめですよ。一人でも多くの方に気楽に使っていただけると嬉しいですね。

ーー本日は貴重なお話をありがとうございました。

【店舗情報】

茨城県初 24H完全個室無人酸素カプセルサロンN

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  • 所在地: 〒300-0027 茨城県土浦市木田余東台2丁目4−7
  • 電話番号: 0120-922-706
  • 営業時間: 24時間営業
  • 駐車場: 敷地内に2台あり
  • お支払い方法: 各種クレジットカード(※現金払いをご希望の方は一度お問い合わせください)
  • 公式サイト: https://hc-otsuno.com

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