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無人化サービスが注目される理由とは?導入しているビジネス例

2024年2月現在、日本国内では無人化サービスの需要が高まりを見せています。

無人化サービスの需要が高まる背景には、少子高齢化による人手不足問題が挙げられます。

十分な従業員数を確保できない店舗も少なくないのではないでしょうか。

そこで注目したいのが、さまざまな形態の無人化サービスです。

無人化サービスを導入することで、現状の問題を解消できるだけではなく、新しいビジネス展開も期待できます。

今回は、無人化サービスが注目されている理由や導入されているビジネス例などを紹介するので参考にしてみてください。

無人化サービスとは?

無人化サービスとは、無人で店舗運営するサービスのことです。

具体的には、以下のような無人化サービスを導入して店舗運営します。

  • 配膳ロボット
  • スマートロック
  • セルフレジなどの決済サービス

上記の他にも、すでに馴染みのあるドリンクバーやコインランドリーなども無人化サービスです。

無人化サービスは、さまざまな理由から近年急速に需要が高まっています。

特に、新型コロナウイルス感染症が拡大し非接触を望む顧客のニーズも、無人化サービスの需要が高まった理由のひとつです。

これからは、人対人のサービスだけではなく無人化の店舗運営も主流になっていくと考えてビジネス展開を検討すると良いでしょう。

無人化サービスが注目されている理由

ここからは、具体的に無人化サービスが注目されている理由を紹介します。

無人化サービスを導入する際は初期費用などがかかってしまうため、慎重に検討する必要があるでしょう。

無人化サービスは、店舗運営の状況に応じて適切に導入することをおすすめします。

人手不足解消

無人化サービスを導入すると、店舗の人手不足解消に役立ちます。

例えば、ファミレスなど飲食店に導入されている配膳ロボットは、十分な人手が確保できなくても配膳業務を担うことが可能です。

現在、日本国内では少子高齢化や賃金の安さなどさまざまな理由から人手不足が深刻となっています。

十分な人手が確保できない場合は、必要な役割をサポートしてくれる無人化サービスを導入してみましょう。

人件費削減

無人化サービスの導入は、人手不足解消と共に人件費削減にも効果をもたらします。

従業員を雇う代わりに無人化サービスを導入することで、長期的に見て経費削減が見込めます

例えば配膳ロボットの場合、10~22時まで30日間稼働させた場合の時給は、約161円という設定です。

引用元:|DFA Robotics公式サイトより

配膳ロボットのような無人化サービスで補える業務以外に従業員を配置すれば、新しい人材を確保する手間も省け人件費の削減にも繋がります。

セキュリティー対策

現在、従業員のいない無人販売店なども増えており、セキュリティー対策も日々進化を遂げています。

例えば、万引きや商品の持ち逃げに対しては、店舗出入口にセキュリティーシステムを設置するのが基本的な対策です。

他には、クレジットカードなどによるキャッシュレス決済が済んでいないと店舗から外に出られない仕組みや、監視カメラによる24時間監視体制なども導入できます。

従業員の目視による防犯よりも、無人化サービスを導入した方が万引きなどのリスクを軽減することが可能です。

顧客のニーズへ柔軟に対応

無人化サービスを導入すると、従業員とコミュニケーションを避けたい顧客や非接触を望む顧客など、さまざまなニーズへ柔軟に対応できます。

また、無人化サービスを駆使することで、24時間営業の店舗運営も可能です。

夜間や早朝など24時間利用できる店舗を求める顧客にとって、無人化サービスは魅力的です。

無人化サービスの具体例を見てみよう

無人化サービスは徐々に拡大しているものの、具体的にどのような職業に導入されているのでしょうか。

無人化サービスを導入するきっかけや導入後の店舗運営の効果などを紹介するので、参考にしてみてください。

セルフ脱毛サロン

脱毛サロンは、スタッフが顧客に施術するのが従来のスタイルでした。近年需要が高まっているのが、業務用の光脱毛器を使って自分でお手入れするセルフ脱毛サロンです。

セルフ脱毛サロンは、スマートロックを導入することで無人かつ24時間営業を実現しています。

脱毛サロンに通いたくても営業時間が仕事の時間と被ってしまっていて通えない方も、24時間営業であれば利用しやすいのがポイントです。

また、スタッフに施術されることに恥ずかしさを覚える男性も、無人のセルフ脱毛サロンであれば全て自分自身でお手入れできます。

誰にも見られず、スタッフとのコミュニケーションを取らずにムダ毛ケアできるセルフ脱毛サロンは、非接触を望む顧客のニーズにマッチしており今後も需要は高まるでしょう。

スポーツジム

セルフ脱毛サロンと同じように、24時間営業の無人スポーツジムも増加中です。

ジム内はAI搭載の監視カメラが24時間体制で作動し、入室する際は専用アプリのQRコードをかざすなど、無人化サービスを駆使して会員の安全を確保します。

初心者の方でも簡単に使用できるトレーニングマシーンを導入するだけではなく、専用アプリなどから動画にて使い方を紹介できるため、顧客も運動に集中できます。

なお、入会手続きなどもスマートフォンのみで完結できるシステムを利用することで、さらなる無人化サービスの展開が可能です。

無人販売店

従業員が常駐していない無人販売店も、徐々に店舗数が増えている傾向にあります。

ここ数年で日常的になったのは、餃子などの冷凍食品や野菜の無人販売店です。

他にも、コンビニや洋服、本屋などの無人販売も拡がりつつあります。

盗難などのセキュリティー対策を万全にし、セルフレジやキャッシュレス決済システムを導入することで、無人でも顧客は24時間買い物することが可能です。

従業員は、システムエラーの対応や商品の補充などを行うために少人数確保できれば問題ありません。

人件費もかからず、時間帯問わず自由に買い物をしたい顧客のニーズにもマッチするため、訴求力のある商品展開ができればさらなる発展が期待できます。

飲食店

ファミレスやカフェなどの飲食店では、配膳ロボットやセルフレジなどの無人化サービスが導入されています。

無人化サービスは初期費がかかるため慎重に検討する必要はありますが、人手不足解消や人件費削減、顧客満足度の向上などに反映されていきます。

飲食店の無人化サービスについては、以下のページも併せてご覧ください。

無人化サービスには課題もある

無人化サービスは、多岐にわたる問題解決や顧客ニーズに応えられる反面、まだまだ課題も残されています。

例えば、従業員とのコミュニケーションを求める顧客には、サービス低下が問題視されるケースもあるでしょう。

全てを無人化するのではなく、人間らしいサービスも提供できるように適切な雇用機会を設けたり顧客へのフィードバックを積極的に取り入れたりなど、満足度を高めていくことが大切です。

まとめ

無人化サービスは、さまざまな業種に対応できるため、活用方法は多岐にわたります。

人材不足解消や人件費削減はもちろん、時間帯問わず利用したい、従業員との接触を避けたいなどの顧客のニーズに応えることも可能です。

特に、セルフ脱毛サロンのような男性が通いにくいサービスは、無人化にすることで利用しやすくなるため、今後もさらなる店舗展開が期待できます。

無人化サービスは、経営者や顧客のニーズに合わせて、効果的な無人化サービスの導入を検討することが重要です。

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